最終更新日:2024.12.05
仕事中や授業中、運転中…。絶対に寝てはいけない時に限って、やってくるのが眠気。
体を動かす、大音量で音楽を聴く、冷たい水で顔を洗うなど眠気覚まし対策には色々ありますが、最も手軽にできる眠気覚ましの方法は“食べる”ことです!
今回は睡眠アドバイザーとしての知識を織り交ぜながら、コンビニで手軽に購入できる食べ物を中心に、眠気覚ましに効果的な食べ物をご紹介します。
日中の眠気対策に、カバンの中やデスクの中に常備しておきましょう!
この記事の執筆者
グリーンハウス株式会社
睡眠栄養指導士
小田 健史
健康食品業界で数々の商品開発や販促に12年以上携わる。
睡眠不足に悩まされ続けた自身の不眠体験から、一念発起して「睡眠栄養指導士」の資格を取得し、自らの知識と経験を基に機能性表示食品に登録された睡眠向上サプリ「睡眠体験」を開発。
現在、睡眠栄養指導士として多くの悩める方々へ睡眠の改善に関する情報を発信中!
<資格>
・一般社団法人 睡眠栄養指導士協会
睡眠栄養指導士® 中級
パーソナル睡眠アドバイザー®
・特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
健康管理士 一般指導員
歯応えがある食べ物を噛むうちに、眠気が消えた経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
目覚まし効果が高い食べ物として不動の人気を誇るのが、ミント系のガムやタブレットです。
しかし、コンビニには噛んで眠気対策ができる食べ物が他にもあります。
ミント系のガムやタブレットに飽きた人は、これからご紹介する製品を試してはいかが。
グミには柔らかくて適度な弾力があるソフトグミと、強い弾力性があって噛み応えを楽しめるハードグミの2種類がありますが、眠気覚ましに効果的なのはハードタイプのグミです。
ハード系グミの中でも特におすすめなのが、レモンや梅干しなど酸味が強い風味のもの。噛むことと酸っぱさの2つの効果で、目覚まし作用がさらに高まります。
ニオイを気にしなくて良い場面なら、眠気覚ましにおすすめなのがスルメです。
スルメには、コレステロールを下げる効果がある栄養素の「タウリン」や、血液を健康な状態にする「EPA」「DHA」が豊富に含まれているため、健康づくりにも役立ちます。
おしゃぶり昆布の中でも特におすすめなのが、厚みがあって硬いタイプの製品です。
昆布にはカルシウムやカリウム、食物繊維が多く含まれているほか、低カロリー・低糖質なので、ダイエットでも気にせず食べられます。
また、昆布を口に含むと唾液の分泌量が増えるため、口臭予防にも効果的です。
梅肉が付いたタイプのおしゃぶり昆布なら、ほど良い酸味で目覚まし効果が得られるだけでなく、唾液の量もアップ!
血糖値が下がると、脳の覚醒に必要な量のブドウ糖が届かず栄養不足となり、眠気を感じやすくなると言われています。
次にご紹介するのは、脳に効率良くブドウ糖を届ける効果がある食べ物です。
眠気を感じるのは、血糖値が下がって脳の覚醒に必要な量のブドウ糖が届かず、栄養不足の状態である時が多いとされています。
脳に効率よくブドウ糖を届けるのにおすすめの食べ物をご紹介します。
ラムネの主原料は、ブドウ糖です。そのため、ラムネを食べると脳にブドウ糖が送られて眠気が覚めます。
ただし、ラムネの中には砂糖を主原料にした商品があります。
眠気覚ましの目的で購入する際は、ブドウ糖で作られたラムネなのか、原材料を確認しましょう。
干すことで果物の栄養分が濃縮されたドライフルーツには、ブドウ糖がたっぷり含まれています。
干したいちじくは適度な噛み応えがあるため、咀嚼することで眠気を覚ます効果も。
また、食物繊維やむくみ解消作用があるカリウムも豊富に含まれるので、美容面でも嬉しい効果が期待できます。
ただし、食べ過ぎるとカロリーオーバーや糖質過多になるので注意しましょう。
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覚醒作用がある成分としておなじみのカフェイン。
カフェインが多い食べ物をおやつに摂れば、眠気をスッキリ解消できます。
近年、高カカオチョコレートの健康効果に注目が集まり、コンビニやスーパーでも手軽に購入できるようになりました。
カカオ配合量が70%以上の高カカオチョコ(ハイカカオチョコ)には、通常のミルクチョコレートよりも多い量のカフェインが含まれているため、高い覚醒効果が期待できます。
コーヒー風味のキャンディは様々なメーカーから発売されています。
眠気覚まし効果を狙うなら、本格的なコーヒーの味わいを楽しめるカフェインが含まれたタイプのコーヒーキャンディを選びましょう。
シュガーレスで甘みがない製品であれば、コーヒーの苦さによる目覚まし効果も期待できます。
今回は、眠気覚まし効果があってコンビニなどで手軽に購入できる食べ物を7つご紹介しました。
絶対に寝てはいけないタイミングで眠気を感じた場合は、これらの食べ物をぜひ食べてみてくださいね。
しかし、日中に強い眠気を感じることが頻繁にある場合は、睡眠の質が低下している可能性を疑ってみましょう。
「夜中に目覚める」「ぐっすり寝た気がしない」「寝ても疲れがとれない」。
そのような症状が続いている場合は、生活習慣や食生活を見直したり、睡眠環境を整えたり、睡眠サプリを飲むなどして質が高い睡眠をとれるようにしましょう。
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