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眠気覚ましのツボ9選!眠い時に即効で目が覚めるツボをご紹介

最終更新日:2024.2.2

眠気覚ましのツボ9選!眠い時に即効で目が覚めるツボをご紹介

食後の会議や授業の時間は、眠気に襲われやすいタイミング。ある研究によると、日中に眠気を感じるピークは14時~16時ということが分かっています(※)。

眠ってはいけない思えば思うほど、どんどん重たくなっていく瞼…。今回は、そんな抗いがたい眠気を即効で解消できる「眠気覚ましのツボ」をご紹介します。

今回は睡眠アドバイザーとしての知識を交えて、眠気覚ましに効果的な9つのツボを頭・顔・手・足といった場所ごとにご紹介します。覚えておいて損はない情報ですので、このページはぜひブックマークを!

※:久保田富夫. "健常成人が感じる昼間の眠気とその対応について." バイオメカニズム学会誌 29.4 (2005): 185-188.

パーソナル睡眠アドバイザー 健康管理士一般指導員 小田健史

この記事の執筆者

グリーンハウス株式会社

睡眠栄養指導士

小田 健史

健康食品業界で数々の商品開発や販促に12年以上携わる。
睡眠不足に悩まされ続けた自身の不眠体験から、一念発起して「睡眠栄養指導士」の資格を取得し、自らの知識と経験を基に機能性表示食品に登録された睡眠向上サプリ「睡眠体験」を開発。
現在、睡眠栄養指導士として多くの悩める方々へ睡眠の改善に関する情報を発信中!

<資格>
一般社団法人 睡眠栄養指導士協会
 睡眠栄養指導士® 中級
 パーソナル睡眠アドバイザー®
特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
 健康管理士 一般指導員

眠気覚ましに効果的なツボ

“ツボ”と聞くと「民間療法で本当に効果があるのか怪しい」と思う人がいるかもしれませんが、実はWHO(世界保健機関)でもその医療的効果が認められ、ツボの位置の世界基準が定められています。その数は361穴にも上り、頭の先から足の裏まで全身に広く分布しています。

“ツボ”は正確には「経穴(けいけつ)」と言い、経穴を刺激することで、眠気だけでなく肩こりや眼精疲労、頭痛など様々な身体の不調を改善することが期待できるのです!

それでは早速、眠気覚ましに効果的な9つのツボをご紹介します。

頭・顔のツボ

眠気覚ましに効果的なツボ【頭・顔】
  • 百会(ひゃくえ)

    • 自律神経を整えて、全身の不調を改善する効果があるとされるツボ。特に、疲労回復やストレス緩和、頭痛、肩こりに効果的。
    • 【場所】
      目の間から頭頂部に向けてたどった線と、左右の耳を結んだラインの交差した点。
    • 【押し方】
      両手の中指を重ね、百会のツボに対して垂直に下ろし、息を吐きながら30秒程度押す。20回程度繰り返す。
  • 風池(ふうち)

    • 風邪の諸症状や頭の不調、肩こりなど色々な部分に効果的なツボ。
    • 【場所】
      後頭部の髪の生え際でうなじの筋肉で盛り上がった部分のすぐ外側にあるくぼみ。
    • 【押し方】
      両手の親指で下から押し上げるように10秒程度刺激する。押しながら頭を後ろに傾けると、ツボがしっかり刺激されてさらに効果的。
  • 攅竹(さんちく)

    • 眼精疲労や頭痛、鼻づまりに効果があるとされているツボ。
    • 【場所】
      眉毛の内側の端にあるくぼみ。
    • 【押し方】
      親指で上に押し上げるようにして3~5秒程度押し、ゆっくりと手を離す。5回程度繰り返す。

手のツボ

眠気覚ましに効果的なツボ【手】
  • 合谷(ごうこく)

    • 「万能ツボ」と呼ばれるほど、様々な症状に対応しているツボ。眠気覚ましの効果があるほか、頭痛や肩こり、歯痛、眼精疲労、免疫力向上などにも効果的。
    • 【場所】
      手の甲側の親指と人差し指の骨が合わさる部分のくぼみ。
    • 【押し方】
      できるだけ親指と人差し指の間を大きく開き、片方の手の親指と人差し指で爪を立てないようにして、くぼみ(ツボ)を挟む。イタ気持ち良いと感じる部分を探し、見つけたら3~5秒程度押してゆっくりと手を離す。左右で各5回程度行う。
  • 中衝(ちゅうしょう)

    • 眠気覚ましに効果があるだけでなく、全身の血行を良くしたり、リラックス効果を高めて精神を安定させたりといった効果も期待できるツボ。
    • 【場所】
      手の中指の爪の生え際、人差し指寄りの部分にある点。
    • 【押し方】
      ツボを刺激する指とは反対側の手の親指と人差し指で中指の側面をつまみ、小刻みに半回転させながら10秒程度ツボを刺激する。左右で各3回程度行う。
  • 労宮(ろうきゅう)

    • 血の巡りを良くして脳を覚醒させたり、筋肉疲労を回復させたりする効果がある。自律神経を整えて、精神を安定させる効果も。
    • 【場所】
      手を握った時に、人差し指と中指の先が当たる部分の中央。
    • 【押し方】
      ツボを刺激する手とは反対側の手の親指で、爪を立てないように指の腹で強めに5秒程度押す。左右で各5回程度行う。

足のツボ

眠気覚ましに効果的なツボ【足】
  • 大敦(だいとん)

    • 全身の血流を促進し、だるさやめまいの症状を緩和する効果があるツボ。更年期やストレスによるイライラを抑える作用も。
    • 【場所】
      足の親指の人差し指側、爪の付け根のから外側2mmほどの部分にある点。
    • 【押し方】
      先端が丸い細い棒(先が丸いヘアピンなど)で10秒程度押す。
  • 隠白(いんぱく)

    • 自律神経を整えるほか、血糖値を調整する働きもあるツボ。食後の血糖値が上昇するタイミングで刺激すれば、午後の眠気予防に。
    • 【場所】
      足の親指の内くるぶし側、爪の付け根から足首寄りに2mm程度離れた部分の点。
    • 【押し方】
      先端が尖っていない細い棒(ボールペンなど)で、刺激を与える→緩める→刺激を与えるの動作を3分程度繰り返す。
  • 湧泉(ゆうせん)

    • 全身にエネルギーを行き渡らせて、疲れやだるさを改善するツボ。イライラを緩和して気分を落ち着かせる効果もある。
    • 【場所】
      足の指を曲げた時に、足の裏で一番くぼむ部分。
    • 【押し方】
      両手の親指を重ね、イタ気持ち良い程度の力で5秒程度かけて指圧する。指圧後はゆっくりと5秒程度かけて親指を離す。この動作を5回程度繰り返す。

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ツボ押しで午後の眠気を解消しよう!

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居眠り防止に役立つ、眠気覚ましのツボを9つご紹介しました。

ツボを刺激することで、自律神経が整う効果も期待できます。日中に眠気を感じる原因が慢性的な睡眠不足や睡眠の質の低下にある場合は、自律神経を整えることで夜にしっかり眠れるようになります。

今回ご紹介した9つのツボをぜひ覚えて、眠気を感じたらすぐに押してみてくださいね。

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