最終更新日:2024.12.04
良い夢を見ている途中で目が覚めて、がっかりした経験はありませんか?
逆に、怖い夢を見て飛び起きた経験がある人もいるのではないでしょうか?
カラーの夢、モノクロの夢、やけにリアルな夢、知り合いが出てきたり、好きな人が出てきたり…。
夢の内容は、実に様々です。
そこで今回は、夢を見る理由や夢がもたらす効果について、睡眠アドバイザーとしての知識を織り交ぜながら解説します。
この記事の執筆者
グリーンハウス株式会社
睡眠栄養指導士
小田 健史
健康食品業界で数々の商品開発や販促に12年以上携わる。
睡眠不足に悩まされ続けた自身の不眠体験から、一念発起して「睡眠栄養指導士」の資格を取得し、自らの知識と経験を基に機能性表示食品に登録された睡眠向上サプリ「睡眠体験」を開発。
現在、睡眠栄養指導士として多くの悩める方々へ睡眠の改善に関する情報を発信中!
<資格>
・一般社団法人 睡眠栄養指導士協会
睡眠栄養指導士® 中級
パーソナル睡眠アドバイザー®
・特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
健康管理士 一般指導員
目次
睡眠状態には、浅い睡眠と言われる「レム睡眠」、逆に深い睡眠状態とされる「ノンレム睡眠」があり、一晩のうちにレム睡眠とノンレム睡眠が約90分の周期で繰り返しています。
長年、夢を見るのはレム睡眠の時のみと考えられてきました。
しかし近年の研究では、ノンレム睡眠中でも明け方の時間帯は夢を見やすいことが明らかになっています(※)。
※鈴木博之. "夢と REM, NREM 睡眠-夢はいつ起こっているのか." バイオメカニズム学会誌 29.4 (2005): 199-204.
夢には、脳内に保存された記憶の整理整頓やリフレッシュ作用などがあるとされています。
眠っている間、脳では記憶の整理や保存などが行われます。
「勉強した後は寝た方が良い成績をとれる」などと言われるのも、このためです。
この効果は学習だけでなく、楽器演奏やスポーツ技能の向上にも同様に作用します。
夢は、こういった記憶の整理整頓や固定にも役立っています。
夢が既存の記憶を再生することによって、脳に記憶が定着されるのです。
睡眠中に脳が休息を取ることで、疲労回復効果やストレス解消効果が得られます。
この休息の効果を高めるのが夢であり、夢を見ることで身体的・精神的なリフレッシュ効果が高くなると言われています。
夢には、自分が普段は意識していない心理的な要素が反映される場合が少なくありません。
そのため、夢の内容を解釈することで、自分が潜在的に持っている心理的な問題の解決につながる可能性もあるでしょう。
怖い夢を見て飛び起きたり、自分の叫び声で起きたりしたことはありませんか?
怖い夢や嫌や夢を見る原因として、メンタル面の不調が影響していると考えられます。
特に、日常生活と関連した悪夢を見る場合は、ストレスが溜まっているサインかもしれません。
悪夢を何度も見る、恐ろしい夢のせいで目が覚める、怖い夢を見るのが嫌で眠れなくなるなど、日常生活にも支障をきたすほど不快な夢を繰り返し見る場合は、「悪夢障害」の疑いもあるでしょう。
悪夢障害は睡眠障害の1つで、子どもに発生することが多い症状です。
成長とともに症状が改善することがほとんどですが、大人でも個人のパーソナリティ特性によって悪夢障害に悩まされる場合があります。
悪夢障害への対策として有効なのが、ストレスへの対処や睡眠の質を改善することです。
しかし、長期間にわたって怖い夢や不快な夢を繰り返し見る場合は、うつ病などの心の病気が関連している可能性があります。
悪夢を見ることが多い人は、睡眠専門医や医療機関へ一度相談してみましょう。
「夜中に何回も目が覚める…」睡眠に悩む人必見!深いノンレム睡眠を増やし、眠りの質を改善する方法 >>詳しく見る
良い夢を見ると、目覚めてからも幸せな気分が続いて、何だか良いことが起こりそうな予感がしませんか?
次は、良い夢を見るための方法をご紹介します。
実践しやすいものから試してみてくださいね。
良い夢を見るためには、眠りの質を高めることが大切です。
寝る前にリラックスすることが、良い睡眠をとるためには欠かせません。
毎晩寝る前に、リラックスするための時間を設けましょう。
良い夢を見るためのリラックスルーティン
眠りの質に影響を与える要因の一つが、温度や湿度、音やにおい、明るさなどといった睡眠環境です。
良い夢を見るためには、眠りに適した環境を整えることが重要なカギとなります。
中でも睡眠環境を大きく左右するのが、部屋の温度です。
特に夏場は外気温と室内の温度差が激しく、適切な室温調整が難しい季節。
就寝時にエアコンの温度を下げ過ぎて、寝ている途中に寒くて起きてしまう人も多いのではないでしょうか。
室温と睡眠効率について調べた研究では、室温が24℃~28℃の場合に睡眠効率が高く、約26℃の時に中途覚醒の発生率が最も低いという結果が出ました(※)。
夏場の睡眠不足は、夏バテや熱中症を引き起こす要因の一つです。
エアコンを上手に活用して睡眠に適した室温を保ち、質が高い睡眠を得られるようにしましょう。
※秋山雄一, et al. "夏季の自宅寝室における温熱環境が睡眠段階を考慮した睡眠の質に及ぼす影響." 日本建築学会環境系論文集 83.745 (2018): 277-284.
良質な睡眠の条件として、睡眠サイクルが整っていることが挙げられます。
睡眠は浅い眠りと深い眠りが交互に訪れますが、睡眠の質が低下すると睡眠サイクルが乱れ、深い眠りの時間が減少。
夢を見る時間が短くなる可能性があります。
睡眠サイクルを整えるためには、就寝時間や起床時間を毎日一定にして体内時計の乱れを直すことが大事です。
体内時計が整うと、深い眠りに入りやすくなって良質な眠りが得られるようになり、良い夢を見やすくなるでしょう。
良い夢を見るために、ベッドや布団に入ったらマイナスなことは考えないようにしましょう。
ネガティブな思考状態で寝ると、夢の内容にも暗いイメージが反映される可能性があります。
寝床に横たわったら、好きな風景や動物の姿を思い浮かべたり、なりたい自分の姿を想像したりして、ポジティブなイメージをもって眠りにつくようにしましょう。
寝る前にスマホを見ると、ニュースやSNSから得る情報によってマイナスな感情を抱き、夢に影響を及ぼす可能性があります。
また、スマホの画面から出るブルーライトは睡眠の質を低下させる大きな要因です。
ベッドや布団の中では、スマホを見ないようにしましょう。
今回は、夢を見る理由や良い夢を見る方法などについて、解説しました。
普段、何気なく見ている夢には、私たちの心身に様々な良い効果を与える可能性があります。
健康的な毎日を送るためにも、良い夢を見たいですね。
そのためには、日頃から睡眠の質を高めるのに効果的な生活習慣や環境づくりなどが欠かせません。
また、良質な眠りをサポートする睡眠サプリを活用するのもおすすめです。
自分に合う方法で、良い眠りと夢を手に入れてくださいね。
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