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グリーンハウス株式会社

レム睡眠とノンレム睡眠の違いや理想的な割合をわかりやすく解説!

最終更新日:2024.12.2

レム睡眠とノンレム睡眠の違いや理想的な割合をわかりやすく解説!

睡眠時間の大切さや、眠りが身体や心に与える影響についての研究が進み、その重要性が見直されています。

眠りに関する情報を検索した時に、まず出てくるのが「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」という言葉ではないでしょうか。

しかし、レム睡眠とノンレム睡眠の違いについては知らないという人も多いのでは?

今回は睡眠アドバイザーとしての立場から、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の違いやそれぞれの特徴、理想的な割合などについて分かりやすく解説していきます。

パーソナル睡眠アドバイザー 健康管理士一般指導員 小田健史

この記事の執筆者

グリーンハウス株式会社

睡眠栄養指導士

小田 健史

健康食品業界で数々の商品開発や販促に12年以上携わる。
睡眠不足に悩まされ続けた自身の不眠体験から、一念発起して「睡眠栄養指導士」の資格を取得し、自らの知識と経験を基に機能性表示食品に登録された睡眠向上サプリ「睡眠体験」を開発。
現在、睡眠栄養指導士として多くの悩める方々へ睡眠の改善に関する情報を発信中!

<資格>
一般社団法人 睡眠栄養指導士協会
 睡眠栄養指導士® 中級
 パーソナル睡眠アドバイザー®
特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
 健康管理士 一般指導員

レム睡眠とノンレム睡眠の違いは?眠りの深さに差がある?

「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」は、簡単にいうと睡眠状態のことです。

寝ている間、脳や体はずっと同じ状態ではありません。規則的にレム睡眠とノンレム睡眠が交互に訪れ、それぞれの役割を果たすことで私達の心身を健康的な状態に保っています。

レム睡眠とノンレム睡眠は何が違うの?

それでは、レム睡眠とノンレム睡眠の特徴について詳しく解説していきましょう。

レム睡眠とは?

  1. 身体の緊張がとけてリラックスした状態
  2. 日中の疲労回復が行われる
  3. 脳は働いて記憶の整理を行う
  4. 身体は休息状態であっても脳は覚醒しているため、いわゆる「金縛り」が起こりやすい
  5. 鮮明な夢を見ることが多い
  6. レム睡眠のタイミングで目覚めるとスッキリとした気分で起床できる

レム睡眠の「レム」とは、英語で「眼球が素早く動く」(Rapid Eye Movement)という意味で、レム睡眠時には眼球運動が活発であることから名付けられました。

レム睡眠とノンレム睡眠は何が違うの?

ノンレム睡眠とは?

  1. 呼吸数や心拍数は低下して安定する
  2. 成長ホルモンが分泌される
  3. 免疫力の増強が行われる
  4. 脳への記憶の定着・固定が行われる
  5. 夢はあまり見ない、または見ても覚えていないことが多い

ノンレム睡眠は、脳を休ませる深い睡眠状態です。

眠りの深さによってステージ1~4、もしくはN1~N3段階に分けられます。

最も深い睡眠状態(ステージ4、N3)は「徐波睡眠」や「深睡眠」と呼ばれ、入眠してからの約90分間に訪れます。

このノンレム睡眠の時間は「眠りのゴールデンタイム」とも呼ばれ、睡眠全体の質を左右する大切な時間です。

レム睡眠とノンレム睡眠は何が違うの?

徐波睡眠・深睡眠の割合は、加齢とともに減少します。

高齢になるほど不眠症の人が増える原因の一つであり、睡眠の質が低下する大きな要因です。

ノンレム睡眠が多い方が良い眠り?睡眠サイクルとは?

深い眠りであるノンレム睡眠の時間が長いほど、質が高い睡眠なのでしょうか?

実は、そうではありません。

良質な眠りに必要なのは、ノンレム睡眠とレム睡眠が交替する「睡眠サイクル」の規則性が正しいことと、十分な長さの睡眠時間なのです。

レム睡眠とノンレム睡眠は何が違うの?

ノンレム睡眠とレム睡眠は、約90分~120分ごとに交互に訪れます。

この睡眠サイクルは一晩のうちで3~5回程度繰り返され、目覚めの時間に近付くとともにレム睡眠の割合が増加。

早朝の一時間では、20%を占めるようになります(※)。

そうしてスムーズな目覚めへと至るのです。

ノンレム睡眠ステージ4(N3)の徐波睡眠には加齢とともに減少するという特徴があり、高齢者の睡眠障害を悪化させる要因の一つとなっています。

深く眠れなかった場合の影響は?

寝つきが悪いなどの理由でノンレム睡眠ステージ4(N3、深睡眠)まで深く眠れなかった場合は、眠り全体が浅くなります。

すると、中途覚醒や早朝覚醒しやすくなり、起きた時に熟眠感が得られない場合も。

睡眠の質が低下して、眠りによる疲労回復や免疫力アップの効果を得られなくなります。

※都築和代. "温熱環境と睡眠." 日本生気象学会雑誌 50.4 (2014): 125-134.

レム睡眠とノンレム睡眠の理想的な割合は?

睡眠時間全体でノンレム睡眠が占める割合は約75%、レム睡眠は25%程度です。

つまり、ノンレム睡眠:レム睡眠が3:1程度になるのが、理想的な睡眠の割合と言えるでしょう。

レム睡眠とノンレム睡眠は何が違うの?

しかし、生活習慣やストレスなどによって寝つきが悪くなると、睡眠サイクルが乱れてレム睡眠とノンレム睡眠のバランスが崩れやすくなります。

その結果、睡眠の質が低下するのです。

レム睡眠とノンレム睡眠のバランスが睡眠の質を高めるポイント!

今回は、ノンレム睡眠とレム睡眠の特徴と役割、睡眠サイクルなどについてお伝えしました。

質が高い睡眠を得るためには、睡眠サイクルを整えて「眠りのゴールデンタイム」にノンレム睡眠ステージ4(N3、深睡眠、徐波睡眠)の段階まで一気に深く眠ることが重要です。

レム睡眠とノンレム睡眠は何が違うの?

深く眠れていない気がしたり、寝ても疲れがとれないと感じたりする場合は、睡眠の質が低下しているかもしれません。

その場合は、規則正しい生活を送るなどして睡眠サイクルを整えましょう。

また、睡眠ホルモン「メラトニン」の原料となる「セロトニン」を増やす生活習慣や食生活を実践するのも、良質な眠りを得るために有効な手段です。

手間をかけずに睡眠の質を向上させたい場合は、眠りをサポートする成分が配合された睡眠サプリを活用するのもおすすめです。

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