最終更新日:2025.5.1
「今日はとても疲れているのに、布団に入っても全く眠れない」と感じたことはありませんか?
「疲れてるのに眠れない」という悩みを抱えている人は多く、質問サイトでもしばしば相談が寄せられています。
疲れてるのに眠れない。眠れないので、悩んでいます。寝付いて、2~3時間ほどで、目覚めてしまいます。一回起きると中々寝れなくて。
昼間仕事で走り回って、体はぐったりと疲れてるのに。なかなかグッスリと寝れない。
※Yahoo!知恵袋より一部引用
身体は疲れてるのに、眠れない。疲れが抜けなくて、困っています。
力仕事をしているので、身体は疲れてるんですが。
※Yahoo!知恵袋より一部引用
多くの人が経験するこの悩みの背景には、実は自律神経の乱れが関係していることがあります。
この記事では、疲れすぎて眠れない原因として自律神経の乱れがどのように作用するのか、そしてその解消法について解説します。
最後には、睡眠サポートに役立つ方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
この記事の執筆者
グリーンハウス株式会社
睡眠栄養指導士
小田 健史
健康食品業界で数々の商品開発や販促に12年以上携わる。
睡眠不足に悩まされ続けた自身の不眠体験から、一念発起して「睡眠栄養指導士」の資格を取得し、自らの知識と経験を基に機能性表示食品に登録された睡眠向上サプリ「睡眠体験」を開発。
現在、睡眠栄養指導士として多くの悩める方々へ睡眠の改善に関する情報を発信中!
<資格>
・一般社団法人 睡眠栄養指導士協会
睡眠栄養指導士® 中級
パーソナル睡眠アドバイザー®
・特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
健康管理士 一般指導員
目次
疲れがたまっているのに寝られない…。その大きな要因が、自律神経の乱れです。
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つの神経から成り立っています。
交感神経は、体を活発に動かすために必要な神経で、ストレスを感じたときや運動時に活発になります。
一方、副交感神経は、リラックスして休息する際に働き、体を休ませる役割を担っています。
自律神経は24時間働いており、私たちの生活を無意識のうちに調整しています。
しかし、生活習慣の乱れやストレスが続くと、このバランスが崩れ、眠れなくなることがあるのです。
特に、ストレスや過労によって交感神経が優位になると、就寝時間になっても副交感神経の働きが抑制されてリラックスできず、寝つけなくなります。
生活習慣も、自立神経に大きな栄養を与える要因です。
生活リズムが不規則になると、体内時計(サーカディアンリズム)が狂います。
すると、睡眠リズムも乱れて深い眠りを得られにくくなるのです。
これが続くと、昼夜逆転の生活や不眠症状の悪化などにつながります。
自律神経の乱れが原因で、眠れないだけでなく、さまざまな症状が現れることがあります。
これらの症状は、日常生活に大きな影響を与えるため、早期に対処することが重要です。
最も一般的な症状の一つが、布団に入っても眠れないことです。
自律神経が乱れると、リラックスするタイミングがうまく取れず、スムーズに寝付けなくなります。
就寝時刻になっても体が興奮状態のままで眠気が起きず、寝室で悶々と過ごすことになります。
寝つきは良くても、夜中に目が覚めてしまうこともあります。
その理由は、寝付いても交感神経が過剰に働いているため、深い眠りに入れないからです。
ぐっすり熟睡できない夜が続くと睡眠の質が低下し、「寝たのに疲れがとれない」「目覚めてすぐに疲れを感じる」という状態を引き起こします。
自律神経の乱れが続くと、朝起きたときに疲れが残っていたり、体がだるく感じたりしやすくなります。
睡眠の質が低いため、十分な休息が取れず、日中のパフォーマンスにも影響を与えることに。
仕事や家事の途中に眠気を感じることが増え、効率の低下を招きます。
疲れているのに眠れない理由が分かったところで、次はすぐに実践できてスーッと眠れる方法をご紹介します。
簡単にできる対処法ばかりですので、「何だか眠れない!」という時に試してみてくださいね。
寝室の環境を整えることは、睡眠の質を高めるために非常に重要なポイントです。
適切な室温(18〜22度程度)、湿度(50〜60%)を保ち、暗く静かな空間を作りましょう。
照明は寝室に適した温かみのあるものを使用し、外部からの音や光を遮断する工夫をするとさらに効果的です。
また、寝具も重要な要素です。
硬すぎず、柔らかすぎないマットレスや枕を選び、自分に合った寝具を整えることが快適な眠りへの第一歩となります。
リラックスするための呼吸法を取り入れると、副交感神経が優位になりやすくなります。
睡眠の質を高める呼吸法として有名な「4-7-8呼吸法」をご紹介します。
4-7-8呼吸法のやり方
①4秒間息を吸う
②7秒間息を止める
③8秒間息を吐く
①~③を数回繰り返すことで、心身の緊張がほぐれ、リラックスできます。
就寝前にスマートフォンやパソコンを使うと、ブルーライトが自律神経に悪影響を与えて睡眠の質を低下させます。
眠る1時間前にはスマホやパソコンから離れてリラックスできる時間を作り、読書やお風呂、温かい飲み物で心を落ち着けましょう。
日中に軽いストレッチや運動を行うことも、自律神経のバランスを整えるのに効果的です。
特に、睡眠前に行う軽いストレッチはリラックスを促進し、寝つきを良くします。
質の良い睡眠を得るためにも、ウォーキングやヨガなど簡単な運動を習慣化しましょう。
睡眠の質を効率良く高めるために、自律神経を整えるための成分を含むサプリメントを活用するのもおすすめです。
例えば、リラックス効果をもたらす「GABA」や、睡眠の質を高める「メラトニン」を増やすための成分は、自然な作用で安眠をサポートします。
生活習慣や食生活の見直しに加えて、睡眠サポートサプリメントを取り入れることで、効率的にぐっすり眠れるようになるでしょう。
疲れているのに眠れないとき、あなたが抱えている問題は単なる睡眠不足ではありません。
その背景には自律神経の乱れやストレスが深く関わっている事実を理解し、適切な対処法を実践することが大切です。
生活習慣の見直しやリラックス法を取り入れることで、睡眠の質を高められるでしょう。
また、質の良い睡眠を手に入れ、日々の疲れをしっかりと回復させるために、睡眠サポートアイテムを上手に活用するのも賢い手段です。
あなたの睡眠改善の一歩を踏み出すために、今日できることから始めませんか。
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